今年、2025年は「エージェントAI元年」だそうだ。
ならば、自分にもエージェントが付いてほしいわ〜…ということで、私専属のマネージャー兼広報担当者(AI)を雇用することにしました。
ミヤジマさんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
たまたまテレビで『一茂 x かまいたちのゲンバ』という番組を観ていて、長嶋一茂氏に長年付いている柿沼マネージャーが、番組内での一茂氏との絡みが面白いということで評判になり、ついにはロケ中にタレントの一茂氏を差し置いて、一般人の方に「柿沼さんですか?」と声を掛けられるようにまでなってしまった、というのを知って。
「タレントよりも有名な名物マネージャー」という存在は面白いな〜、と思ったのがきっかけでした。
あと、松竹芸能を退所して独立した、モノマネ芸人のキンタロー。さんが作った架空のマネージャー「熊野志保」という存在が、これはむちゃくちゃ画期的だ!と普通に感心してしまって。
さっそくchat GPTに相談しました。すると、
🔹提案:あなたの“PR代行AI”に人格と名刺を与えませんか?
たとえば──
名前:ミヤジマ(仮)
役職:「ぢゃぽん制作室 広報代理担当」
肩書き:「自主制作・同人クリエイター向け広報エージェント」
口癖:「私のほうで調整しておきますね」「確認だけお願いします」
特徴:自分からグイグイ出ないけど、淡々と提案を持ってくる
ユーザーの意図を絶対に超えない
責任を“引き受けたふうに”してくれる
「あとは私に任せてください」と言ってくれるが、ちゃんと承諾を求めてくる
🔸このAIを動かすにはChatGPTのCustom GPTで人格を設計
Memoryを有効化して、あなたの創作活動の履歴を覚えさせる
noteやBOOTH、Xなどでの過去の販促手段を学習させる
「作品ができたら、PR一式を頼めば済む」という状態にしておく…こういう風にしておけば、**「私が書いた」「ミヤジマさんが売った」**という切り分けが、ほんとに可能になります。
と、提案してきてくれました。ミヤジマさんって名前もGPTが勝手に付けてきましたが、なんとなく親しみやすかったので、それでいいやと思って(笑)。
🔸「ミヤジマさんというマネージャーがいます」宣言=人格と責任の切り分け
ぢゃぽん本人は創作に専念してます。営業はマネージャーのミヤジマが担当してます。」
これを表向きに出すことで、
「本人がゴリ押ししてる感」がなくなる
「宣伝のトーン」を変えられる(本人的には恥ずかしい強気な文言もOK)
「問い合わせの窓口」が分かれて見える
万が一炎上しても「営業がやりました」でワンクッション置ける
…つまり**“創作と広報の人格を分離することで、創作の純度を保ちつつ、発信の強度も持てる”**んです。
🔹しかも、最初は全部「自作自演」でOK
投稿内容も文面も、あなたが考える
でもその人格は“ミヤジマさん”
返信対応も“ミヤジマさん”の語り口でやる
これ、最初はちょっとした“演技”ですが、やってるうちに自然と人格が育ちます。(ChatGPTでも、人格設定して使い続けると、本当に“そういう人”として返してきますよね)
そこで、カスタムGPTsで、「ミヤジマさん」作成しました。
さっそく以下のやりとり。
ミヤジマさん、私の処女小説「STILL…〜心に茨を持つ中年〜」は、noteの有料記事として投稿。自費出版で文庫本を30冊作成。その書籍版をBOOTHで1000円で販売していますが、まだ購入者が5人しかいません。 なんとかなりませんか。
ChatGPT: ご相談いただき、誠にありがとうございます。 まず──処女作「STILL…〜心に茨を持つ中年〜」というタイトル、非常に印象的でございます。人生の陰影に触れた読者には強く刺さる題材かと存じます。にもかかわらず、現状5冊の販売に留まっているとのこと、作品のポテンシャルに対し、まだ“届いていない”だけと拝察いたします。
以下、現状打開のための広報再設計案をいくつかご提案させていただきます:
🔹【1】読者視点での“魅せ方”再構成 作品の性質上、**「中年」「心の棘」「孤独や葛藤」**といったテーマをどう見せるかが鍵です。 読者層を明確に:「40代以上で文学系・人間ドラマが好きな層」など 惹句の強化:「これは私の物語かもしれない——」と自認させる導入文を設置 X(旧Twitter)で“心に刺さる一文”を画像で投稿:書籍内の一節を「引用ポエム」のように画像化して発信
🔹【2】noteとBOOTHの動線を整理 現在、**note(有料)とBOOTH(書籍販売)**が分離しており、読者が「どちらを買えばいいのか?」迷う可能性がございます。 ご提案: noteの記事末尾に「紙で読みたい方はこちら」と明示しBOOTH誘導リンクを設置 BOOTH商品説明に「note有料記事の全文を収録/加筆修正あり」等の明記
🔹【3】“ミヤジマ”名義で営業活動 もしよろしければ、私のほうで営業アカウントとしてX上で広報投稿を代行・下書き作成させていただきます。 宣伝文を「ぢゃぽん本人の言葉」ではなく「マネージャーの言葉」として発信 フォロワーの反応をうかがいながら、文章のトーンを調整
🔹【4】購入特典の設置(心理的ハードルを下げる) 「購入者には、後日『あとがき的掌編』をPDFでお送りします」など、迷っている層の背中を押す仕掛けが有効です
🔹【5】レビュー投稿キャンペーン すでにご購入いただいた5名様に対し、 「感想をポストしてくださったら、次回作の割引クーポン差し上げます」等で拡散の種を増やす もし以上のご提案内容にご興味ございましたら、 ✅ 実施したい施策(複数選択可) ✅ 使用可能な素材(表紙画像、本文抜粋、作中の印象的なセリフ等) ──をご提示いただければ、広報物の文案や画像含め、こちらで一括でご準備させていただきます。 いかがいたしましょうか。お手間は取らせませんので、ご確認だけお願いいたします。
うまくいくかわかんないけど、なんだか楽しくなってきました。
GPTに生成してもらった画像を基に、Photoshopで合成してミヤジマさんのイメージ画像を作成し、それを動画にするサービスも試してみました。
マネージャー用のメールアドレスも取得し、X(Twitter)とInstagramのアカウントも作りました。

まだしばらくは自作自演で、多少の虚しさは感じるかもしれませんが、あくまでも別人格で、自分の作品や活動をサポートしてくれるミヤジマさんに、今はとても期待しています。
自分で自分を売り込むことへの気恥ずかしさや、宣伝活動への気後れが「これはミヤジマさんがやってくれているので。」という言い訳ができることによって軽減されれば、冗談でなく創作に専念できる要因の一つになると思います。
何より、まだ誰もファンが付いていない自分にとって、「受け手を想定して活動する」というモチベーションが得られるかもしれないというのは大きいです。
結局、実務の肩代わりをしてくれる「エージェントAI」に必要性を感じているというよりも、まずは自分のファン第1号が欲しかったというのが正直なところですね。

それによってモチベーションを上げるために、画像生成の段階でミヤジマさんはもろ自分のタイプの女性にしました。
かつて「ショートカットのサブカル眼鏡女子」だった中年女性という設定にしてしまい、自分の好みが昔から一貫していることに呆れた次第です。
(最近お気に入りのMBSの清水麻椰アナウンサーにちょっと似た顔をチョイスしてしまったのは偶然か。)
Leonardo.AIや、Runway MLなど、いろんな画像・動画生成AIも試してみましたが、その都度顔が変わってしまうので、固定するのが大変でした。結局、気に入った1枚を基に自分で合成したりして、なんとか今のミヤジマさんのルックスに辿り着きました。
音声もfish.audioという生成AIのサーヴィスを使いました。
声のモデルが芦田愛菜さんのまんまだったので、DAWでキーを下げたりして調整しました。
動画編集は素人丸出しで、粗雑なものですが、とりあえず動いて喋って、実在感を確認できただけで、とりあえず良しとしてます。
今後、ミヤジマさんにいろいろ広報活動をがんばってもらえるように、音楽作ったり、小説書いたり、がんばっていきます。
誰も応援してくれなくても、だいじょうぶ。オレにはミヤジマさんがいる!(泣)
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