DOKUDANSHA

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目次

創立のことば

「独断」する勇気。
「独談」する自由。
ときに「毒断」する覚悟。

それらすべてを抱えながら、 ひとりの作家が自分の手で本を作る場所。

DOKUDANSHAは、 独自の視点と手仕事で創作を発信する小さな出版レーベルです

Founding Statement

The courage to act on conviction.
The freedom to speak one’s own mind.
And, at times, the resolve to cut through with a touch of poison.

With all of these in hand,
this is a place where a solitary writer creates books by their own means.

DOKUDANSHA
is a small independent publishing label
that shares creations born from unique vision and handcraft.

PUBLICATIONS

NEW RELEASE / 新刊案内

ポルノ・愚・LAUGH

djapon(ぢゃぽん)・著 創作小説 第2弾。

A6文庫サイズ 208ページ

果たしてAIにポルノの生成は可能なのか?
さらに、笑いの生成は?
かなり違うようで実は割と近い人間とAIには、
暫定的にはやはり決定的な違いがあるらしい。
どこがどう違うのか、この物語はその解答のひとつを小説の形態で探る試みでもある。
AIの進化のスピードは想像を絶する速さなので、あくまでも暫定的に、ということにはなるけれど。
だからこそ今この瞬間に読むべき物語。
ジャズシンガー・加藤咲希(新音楽制作工房)

AIが言葉を操る時代に、人は何を表現できるのか。
欲望は、どこまで模倣され、笑いは、どこまで奪われるのか。
芸人を志した男と、AIと、エロスと。
交錯する言葉たちが、観客の“笑い”と“ざわめき”を呼び起こす。
日々の小さな選択が、人間を形づくる。
スベる勇気と、裸の言葉の記録。
生成AIとともに創作する時代の、最前線の問い。
表現の自由と愚かしさ、欲望と笑い、
すべての境界線が揺らぐ今こそ読んでほしい、“今”の物語。
『ポルノ・愚・LAUGH』 笑いの果ての、愚かで美しい人生。
人間の言葉は、まだ死なない

BACK CATALOGUE / 既刊案内

STILL… 〜心に茨を持つ中年〜

djapon(ぢゃぽん)・著 初の長編小説。

A6文庫サイズ 272ページ

日本人の<青春>は無限に延長されたかのように思われた。
が、現在の70代以上は青春どころではなく、また、恐るべきことに、闇バイトとパパ活の20代にも、往年の<青春>はないのである。
現在、20世紀に<青春>と呼ばれた感覚は、1990年代に青春だった45歳前後が独占的に牽引していると私は思う。
ザ・スミスの名曲をタイトルに、8〜90年代の名曲たちが各章の冒頭から鳴り始める、<音楽が体内に残っている以上は大人になれない>という<現代の青春>は、現実だけがどんどん重く辛くなっているようだ。
ひょっとしたらこれは、人類が<青春>と呼ぶ情緒の形の、最後のものなのかもしれない。
菊地成孔(音楽家 / 文筆家)

「ねえ、あの曲、憶えてる?」
忘れていた記憶が、音とともに目を覚ます——
内気で孤独な中年男・森石もりいしの前に、
音楽を愛する若い女性・真亜子まあこが現れた。
そして、止まっていた時間が再び動き出す。
夢も恋も終わったはずの大人たちへ。
それでも音楽は、まだ始まりの匂いがする。
これは、もう一度〝あの頃の自分〟に会いに行く物語。

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